トルソワが産後8か月で4回転成功 ロシアのロケットがリンクに帰還
フィギュアスケート界の常識を覆す驚異のパフォーマンスに、世界中が目を見張っています。2022年北京五輪で銀メダルを獲得し、その圧倒的な跳躍力からロシアのロケットの異名を持つアレクサンドラ・トルソワが、第一子出産からわずか8か月という短期間で、大技の4回転ルッツを着氷させました。
現在21歳のトルソワは、19歳で同じくフィギュア選手のマーカル・イグナトフと結婚。昨年8月に出産を経験しましたが、驚くべきことに産後2週間という異例の速さで氷上練習を再開していました。2030年にフランス・アルプス地域で開催される冬季五輪への出場を目標に掲げ、現在は育児に励む傍ら、現役復帰に向けた過酷なトレーニングを続けています。
そんなトルソワが、かつての恩師であるエテリ・トゥトベリーゼ氏が主宰するアイスショーに参加しました。ロシアメディアのSPORT24などによると、本番を控えた練習の時間にトルソワは、女子選手にとって最難関レベルの4回転ルッツに加え、トリプルアクセルも見事に成功させたといいます。
このニュースが報じられると、母国ロシアのファンからは熱烈なコメントが殺到しました。産後1年にも満たない時期に超高難度ジャンプを復活させた姿に、彼女の粘り強さとアスリート気質を尊敬するという声や、私たちのサーシャがまたファンを喜ばせてくれた、これぞロシアのロケットだといった興奮気味の反応が相次いでいます。母となり、さらなる強さを手に入れた鉄の女の来シーズンの動向に、さらなる注目が集まりそうです。