猪木が愛弟子にまさかのダメ出し?伝説の両国決戦から40年、前田日明が語る衝撃の舞台裏
今からちょうど40年前となる1986年2月6日、プロレス史に刻まれる鮮烈な一戦が両国国技館で行われました。新日本プロレスの象徴であるアントニオ猪木と、UWFから乗り込んできたテロリスト、藤原喜明によるシングル初対決です。前日に大阪城ホールで行われた代表者決定戦で、大本命と目されていた前田日明を下して猪木への挑戦権を掴んだ藤原。ファンの期待とは裏腹な結果に会場が微妙な空気に包まれる中、藤原だけは師匠との初対決に心を躍らせてリングに立ちました。
試合は序盤から藤原が強烈な張り手を見舞うなど、師弟の枠を超えた激しい攻防が展開されます。しかし、観客の目を釘付けにしたのは、藤原がアキレス腱固めを仕掛けた瞬間の出来事でした。技を受けていたはずの猪木が「そっちじゃねぇーよ」と一喝。さらに「角度が違う。ひねる方向も逆だ」と、試合中にもかかわらず技術的な指導を始めたのです。この光景に、セコンドにいた前田日明は「何でもありのプロレスで、そんな指摘をされるなんて」と、当時の怒りを振り返っています。
試合はその後、一進一退の攻防を経て、猪木の右ストレートから魔性のスリーパーへと繋がり、藤原の失神寸前でレフェリーストップとなりました。ドラマは試合終了直後にも待っていました。リングに乱入した前田が、猪木に電撃のハイキックを放ったのです。「猪木だったら何をやってもいいのか」という名言と共に放たれた一撃でしたが、前田によれば、猪木はとっさに首で受けて致命傷を避けたといいます。前田は「オレの敵意すらプロレスに取り込んでしまう凄みを感じた」と、改めて猪木の規格外な対応力に驚きを隠しません。
そんな伝説の当事者たちが、時を経て再び集結します。4月27日に喜寿を迎える藤原喜明を祝うため、4月25日に開催されるイベントに前田日明と初代タイガーマスクの佐山サトルがゲスト出演。UWF解散後では初となる豪華な3ショットトークが実現する予定です。77歳を目前にしてもなお現役を貫く組長の節目に、どのような秘話が飛び出すのか注目が集まっています。