中日、6カード連続勝ち越しなしの苦境 井上監督は守備の乱れとサノーの長期離脱に苦言
中日は15日、本拠地バンテリンドームで行われた広島戦に2ー5で敗れ、開幕から6カード連続で勝ち越しを逃す厳しい結果となった。借金は今季最多タイの8まで膨らみ、チームは出口の見えないトンネルに迷い込んでいる。
この日、今季初先発のマウンドに上がったマラーだったが、井上監督が真っ先に指摘したのは2回の失点シーンだった。二死二塁から自らの悪送球で先制を許すと、感情を露わにしてグラブを叩きつける場面があった。指揮官は、気合が入っていたとはいえ、その後も投球が続く中で冷静さを欠いた振る舞いを言語道断と一蹴。さらに走者を背負ってからのクイックなど、昨季できていた課題が露呈した点についても厳しい注文をつけた。
打線は7回に阿部の適時二塁打などで2点を返し、反撃の狼煙を上げたかに見えた。しかし、好機で一塁走者が三塁止まりとなった走塁判断や、広島の菊池や大盛による度重なる好守に阻まれ、あと一本が出なかった。井上監督は、当たりの良さはあったがツキがなかったと振り返り、何とか前を向こうと言葉を絞り出した。
追い打ちをかけるように、チームには激震が走っている。前日の試合で途中交代した主砲のサノーが、この日登録を抹消された。指揮官は、再発した足の状態について肉離れのような状況だと説明し、復帰まで1か月から1か月半はかかる見通しを明かした。上り調子だった助っ人の長期離脱に、ダメージは大きいとしながらも、今いるメンバーで戦い抜くしかないと悲壮感を漂わせた。