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中日、満員御礼の連続記録がついにストップ。借金8でサノー離脱の三重苦に井上監督も必死の切り替え

田島 恒一

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12日の阪神戦

セ・リーグ最下位に低迷する中日の勢いがなかなか戻ってこない。15日にバンテリンドームで行われた広島戦では、2対5で敗戦。開幕から6カード連続で勝ち越しを逃す形となり、借金は今季最多タイの8まで膨らんだ。5位のDeNAとのゲーム差も2に広がり、浮上のきっかけを掴めないもどかしい状況が続いている。

試合展開は決して一方的ではなかった。7回に2本の適時打を放ち1点差にまで詰め寄ると、詰めかけた竜党のボルテージは最高潮に達した。しかし、反撃もここまで。8回に4番手の斎藤がモンテロに浴びた一撃は、無情にもライトフェンス最上部を叩いてホームランウイングへと吸い込まれ、勝負を決定づけられた。広島守備陣の好プレーに阻まれる場面も目立ち、井上一樹監督は「今日はナイスプレーをされてしまった。いい当たりはしていたがツキがなかったと切り替えるしかない」と、懸命に前を向いた。

チームを襲う悲報は負け試合だけではない。前日の試合で左足を痛めて途中交代していたサノーの出場選手登録抹消が決定。指揮官は「肉離れのような状態で、1か月か1か月半は戻れないかもしれない。調子が上がっていただけにダメージは大きいが、いるメンバーで頑張るしかない」と苦渋の表情を見せた。岡林や上林といった主力に続き、チーム最多の3本塁打を放っていた大砲まで失ったことは、得点力不足に悩むチームにとって痛恨の極みだろう。

また、この日は記録面でも寂しいニュースがあった。入場者数は3万3703人を数えたが、昨年7月から続いていたバンテリンドームの満員御礼(3万5000人以上)の連続記録が37試合でストップ。平日の雨という悪条件を考えれば健闘した数字といえるが、最下位独走となればファンの足が遠のく懸念は拭えない。

チームは17日から、前回3連敗を喫した首位・阪神との甲子園3連戦に挑み、その後は地方球場での巨人戦を控える。次に本拠地へ戻る際、借金が2桁の泥沼にハマっていないことを願うばかりだ。

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