背番号42が繋ぐ絆。ドジャースがジャッキー・ロビンソン・デーの式典開催。ロバーツ監督は情熱あるプレーを呼びかけ。
ドジャースは15日(日本時間16日)、本拠地ドジャースタジアムで行われるメッツ戦に先立ち、MLB初の黒人選手として歴史に名を刻んだレジェンド、ジャッキー・ロビンソンを称える恒例の式典を執り行った。この日は全ての選手やコーチが、全30球団共通の永久欠番である背番号「42」を身に纏う特別な日。センターフィールドにあるロビンソン像の前には両チームのメンバーが集結し、偉大な先駆者が歩んだ道のりに思いを馳せた。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、多様性の象徴であるニューヨークとロサンゼルスのチームが顔を合わせたことに触れ、今の環境は彼の犠牲があってこそだと強調。選手たちに対し、明日がないという覚悟で戦った彼と同じ情熱を持ってプレーしてほしいと熱いメッセージを送った。
式典には、かつてロビンソンが所属したニグロリーグの博物館からボブ・ケンドリック館長も登壇した。同氏は、ロビンソンによる人種の壁の打破が、後のキング牧師らによる公民権運動の先駆けであったと指摘。黒人社会全体の期待と重圧を背負いながら、品格を保ち抜いたロビンソンの強さを驚異的だと称賛した。
会場には山本由伸投手や佐々木朗希投手らの姿もあり、真剣な表情で式典を見守っていた。なお、この日先発のマウンドに上がる大谷翔平投手は姿を見せなかった。始球式にはロビンソンの孫娘であるソーニャ・パンキー・ロビンソンさんが務め、球場全体がリスペクトの精神に包まれた。多様性が当たり前となった現代の野球界において、背番号「42」が持つ意味を改めて再確認する一日となった。