ドジャースのキム・ヘソンに逆風、無謀なチャレンジで指揮官の評価急落か
ドジャースは12日、本拠地で行われたレンジャース戦に2対5で敗戦を喫した。大谷翔平が先頭打者ホームランを放ち、先発の佐々木朗希も4回2失点と粘りの投球を見せたものの、終盤にリリーフ陣が捕まり突き放される展開となった。
この試合で波紋を呼んでいるのが、序盤に起きた2度のリクエスト失敗だ。3回の守備で捕手のラッシングが判定に異議を唱えて失敗すると、その裏の攻撃では、9番・遊撃でスタメン出場していたキム・ヘソンが見逃し三振の判定に対し、ABS(自動ボールストライク判定システム)によるチャレンジを要求。しかし、結果は無情にもストライク判定のまま。早い段階でチームの権利を使い切る形となった。
試合後、ロバーツ監督はキム・ヘソンに対して「あの場面でのチャレンジは良くなかった」と名指しで苦言を呈した。この日のキム・ヘソンは三振と投ゴロに終わり、2打席で交代を告げられている。ベッツの負傷離脱に伴ってマイナーから昇格し、3試合連続でスタメン起用されるなどチャンスを得ていたが、指揮官の信頼を損なう形となった。
この状況に敏感に反応しているのが韓国メディアだ。朝鮮日報は「再びマイナー降格の危機か」と報じ、ヒットが出ないこと以上に、不用意なチャレンジでチームの権利を失わせた点こそが致命的だと指摘。昨年からベンチを温める時間が長く、今季も開幕ロースターから外れるなど苦難が続いているだけに、地元メディアは「ベッツが復帰すれば、再びマイナーへ送られる不安な空気が広がっている」と戦々恐々としている。わずかな好機を掴みたいキム・ヘソンにとって、今回のボーンヘッドが今後の去就に暗い影を落とすことになりそうだ。