ドジャースの挑発動画にメッツ側が激怒、守護神ディアスを巡る演出が残酷と波紋
本拠地でのメッツ3連戦を全勝で飾り、圧倒的な強さを見せつけたドジャース。大谷翔平投手の好投もあってスタジアムは歓喜に沸きましたが、その一方で場外では不穏な空気が流れています。発端となったのは、ドジャー・スタジアムの大型ビジョンで公開された、今オフにメッツからFAで加入したエドウィン・ディアス投手のプロモーション映像です。
この映像の中で、デーブ・ロバーツ監督はディアスがドジャースを選んだ理由について、勝つため、そして優勝するためという趣旨を強調しました。一見すると新戦力への期待を込めた演出ですが、これが古巣メッツに対して、ドジャースこそが頂点に近い存在だと公然と突きつける形となり、現地メディアを中心に物議を醸しています。
メッツ専門メディアのライジング・アップルは、この動画の内容を残酷で不必要であると厳しく断じました。メッツにとってディアスの退団は今オフの再編における痛恨の出来事であり、ファンの喪失感も大きいだけに、あえて古傷をえぐるような演出に怒りを隠せないようです。
皮肉なことに、渦中のディアス自身も現在は万全の状態とは言えません。今季はここまで6試合に登板して4セーブを挙げているものの、防御率は6・00と安定感を欠き、球速の低下も懸念されています。レンジャーズ戦で移籍後初のセーブ失敗を喫して以降、ロバーツ監督も慎重な起用を続けており、結局この古巣との3連戦でディアスがマウンドに上がる機会はありませんでした。
同メディアは、登板の予定すらないタイミングでなぜあのような映像を流す必要があったのかと疑問を呈し、球団への攻撃ではなくメッツファンをただ落胆させただけだと批判を強めています。
3連戦でわずか3得点しか奪えず、泥沼の8連敗でナ・リーグ東地区最下位に沈んでいるメッツ。完膚なきまでに叩きのめされただけでなく、かつての守護神が去った理由をまざまざと見せつけられた屈辱は、ファンにとってあまりにも残酷な追い打ちとなったようです。