日本ハム新庄監督が語る強気の現在地 宿敵への連敗にも悲観論ゼロの舞台裏
14日のロッテ戦を5ー1で快勝し、先発の達が今季初勝利を挙げた日本ハム。これで開幕ローテーションの全員に白星がついた形となり、新庄剛志監督も普通でしょと余裕の笑みを浮かべました。しかし、チーム状況を冷静に見れば、手放しで喜べる状況とは言い切れません。8勝7敗で貯金はわずかに1。エースの伊藤や古巣復帰した有原ら豪華先発陣が本来のキレを欠き、何より宿敵ソフトバンクに対して開幕から5戦全敗、しかもすべて逆転負けという屈辱を味わっています。
圧倒的な独走での優勝を掲げるチームに対し、周囲からは大丈夫かとの不安の声も漏れ始めていますが、当のナインや球団関係者の表情は驚くほど晴れやかです。むしろ、このもたつきこそが今後の飛躍の予兆だとする前向きな空気が漂っています。
ある球団関係者は、現状をある程度想定内だったと明かします。伊藤については直前のWBC出場の影響が考慮されており、有原も例年スロースターターとして知られています。実際、有原は昨季も開幕直後の防御率は4点台後半と苦しんでいました。そうした主力たちのコンディションを逆算すれば、現時点で勝率5割前後をキープしているのはむしろ上出来という評価なのです。
また、独走を許しているソフトバンクへの連敗についても、選手たちの自信は揺らいでいません。野手の一人は、1つは勝っておきたかったが焦りはないと断言します。長丁場のシーズンを見据え、他球団から勝ち星を積み上げれば十分に挽回可能であること、そして何より内容面で完全に力負けした感覚がないことが、その強気の裏付けとなっているようです。下馬評の高さゆえに物足りなさを指摘されることもありますが、新庄ハムは着実にその牙を研ぎ続けています。