里村明衣子も脱帽、小橋建太プロデュース興行で実現した「女子プロ界トップ3」極限のドロー劇
鉄人・小橋建太氏がプロデュースする興行「Fortune Dream11」が16日、聖地・後楽園ホールで開催され、プロレスファンの度肝を抜く豪華な3WAYマッチが実現した。スターダムのワールド王者・上谷沙弥、センダイガールズ(仙女)のワールド王者・橋本千紘、そしてフリーとして圧倒的な存在感を放つSareee。現在の女子プロレス界を象徴する最高峰の3人が激突した一戦は、30分という制限時間を使い切る壮絶な引き分けに終わった。
この歴史的な一戦に特別立会人として立ち会ったのが、仙女の社長であり昨年4月に現役を引退したレジェンド、里村明衣子だ。試合後、取材に応じた里村は「今の女子プロレスのトップ3。どこでもビッグマッチのメインを張れる3人ですから、経験値も視点も違っていた。私も見ていて本当にすごいなと感じたし、それぞれが努力して今の地位を勝ち取っていることが伝わってきた」と、後輩たちの戦い振りを手放しで称賛した。
決着がつかなかった結末についても、里村は「誰かが勝負を決めようと思っても、つけられない。もしそのまま続いていたとしても、3人が凄すぎて決着はつかなかったはず」と分析。判定をつける余地などないほどに実力が拮抗していたことを強調した。試合終了のゴングが鳴った瞬間に会場を包み込んだ万雷の拍手こそが、3人の戦いに対する最高の答えだったと振り返る。
試合後には再戦を望む声も上がったが、里村はこのドリームマッチが実現した背景に、プロデューサーである小橋氏の存在があったことを指摘する。「スターダムでも仙女でも、このカードは実現しなかったはず。小橋さんのリングだからこそ成り立った戦いであり、小橋さんの持つ力の凄さだと思う」ときっぱり語った。
試合を終えたSareeeは、翌日に控える米国での試合のために即座に会場を後にしたが、参戦した3人や見守ったファン、そして里村にとっても、この夜の後楽園は女子プロレスの「今」が凝縮された特別な時間となった。レジェンドをも唸らせた至高の3WAY。再びこの3人が同じリングで交わる日は訪れるのか、期待は高まるばかりだ。