巨人マタ、来日初勝利はお預けも粘投に手応え「アドレナリンが出すぎた」
巨人の新戦力であるブライアン・マタ投手が、11日に東京ドームで行われたヤクルト戦で先発マウンドに上がりました。5回を投げて6安打2失点、球数は97球を数える力投を見せましたが、惜しくも来日初勝利を手にすることはできませんでした。
立ち上がりは制球に苦しむ場面が目立ちました。初回、先頭の長岡に四球を許すと、続くサンタナにはレフトへの二塁打を浴び、いきなり無死二、三塁のピンチを背負います。ここで鈴木叶にライト前へ運ばれると、右翼手の平山が転倒する不運も重なって三塁打となり、2点の先制を許す展開となりました。しかし、4回と5回にも得点圏に走者を置く苦しい場面がありましたが、要所を締める投球で追加点は与えずマウンドを降りました。
試合後、背番号42は指先のマメを気にしつつも、自身の投球を冷静に振り返りました。「緊張というよりは、アドレナリンが出て気持ちが高揚しすぎてしまった。感情をコントロールするのが少し難しかった」と独特の心理状態を明かしています。それでも「自分の力を出して最少失点で食い止め、チームが勝てる可能性を残すスコアを維持できた」と、一定の手応えを感じているようです。
杉内投手チーフコーチは、初回の乱れについて「緊張感があった」と分析。一方で「本来は三振もゴロも狙って取れるポテンシャルのある投手。2回以降が彼らしいピッチングだった」と評価を口にしました。気になる次回の登板についても、本人から続投の意思を確認しているようで、同コーチは「来週も大丈夫だと言っている。その方向で予定している」と話し、助っ人右腕のさらなる飛躍に期待を寄せていました。