守護神の暴言で試合終了が乱闘のゴングに ジャイアンツ対レッズで遺恨勃発
伝統の一戦が、後味の悪い幕切れとなりました。現地時間16日にシンシナティで行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ対シンシナティ・レッズのカードは、ジャイアンツが3対0で快勝を収めたものの、ゲームセットの瞬間に両チームがベンチを飛び出す乱闘騒ぎに発展しました。
騒動の引き金となったのは、9回裏のラストシーンです。ジャイアンツの守護神ミラーが最後の打者スチュワートを空振り三振に仕留め、勝利を確信してベンチへ引き上げようとした際、スチュワートが何かを言い放ちながら振り返りました。これにミラーが激昂し、くたばれ、座ってろといった過激な言葉の応酬がスタート。これを合図に両軍の選手たちがグラウンドへなだれ込み、現場は一時騒然となりました。
実は、この爆発には伏線がありました。2回にジャイアンツの先発ループがスティアに死球を与えると、8回にはレッズのフィリップスがアダメスの足に死球をぶつけ、一触即発の睨み合いに発展。この際、フィリップスには退場処分が下されるなど、試合中からスタジアムには不穏な空気が漂っていたのです。特にレッズのスティアは前日の試合でも相手投手と衝突しかけており、チーム間の緊張感はピークに達していました。
試合後、冷静さを取り戻したミラーは、感情が高ぶってしまったと振り返りつつ、相手を攻撃する意図や恨みはなかったと釈明。しかし、打者が最も嫌がるような言葉を投げかけられたことが原因だと主張しました。
一方で、両チームの指揮官は揃って困惑の表情を浮かべています。ジャイアンツのヴィデロ監督が、ふと気づいたら大変なことになっていた。どちらが先に仕掛けたのかも分からないと語れば、レッズのフランコナ監督も、実はその場面を見逃してしまったと明かすなど、あまりに唐突な幕切れに呆然とした様子でした。遺恨を残した両チームの今後の対戦に、さらなる注目が集まりそうです。