巨人・田中将大がスライド登板へ 杉内コーチも唸る「直球の強さ」で猛虎打線撃破に挑む
降りしきる雨により、15日の甲子園球場で予定されていた巨人対阪神の一戦は中止が決定した。この日の先発マウンドに上がるはずだった巨人の田中将大投手は、翌16日の同カードにスライド登板することが決まった。
今季の田中将はここまで2試合に登板し、1勝0敗、防御率1・42と極めて安定した数字を残している。37歳というベテランの域に達しながらも、その投球内容は衰えを感じさせるどころか、さらなる進化すら予感させるものだ。
昨シーズンの巨人は、敵地・甲子園で4勝8敗と阪神に大きく負け越した苦い記憶がある。強力な打筋を誇るタイガースを封じ込め、伝統の一戦で勝利を掴むためには、この背番号11が披露している安定感抜群のピッチングが必要不可欠となる。
右腕の復権に、首脳陣の信頼も厚い。杉内俊哉投手チーフコーチは、春季キャンプから好調をキープし続けている田中将に対し「もちろん、期待してますよ」と迷いなく言葉を紡いだ。
杉内コーチが特に高く評価しているのが、現在のボールの質だ。「ベース上の真っすぐの強さかな。押し込めてるし、変化球に頼らなくてもファウルや見逃しが取れてるんでね」と分析。さらに「一軍の打者は変化球を打つのがうまいから。投手は真っすぐが強くないと」と続け、直球で打者を圧倒できている現状を頼もしそうに見つめた。
プロ20年目の節目を迎えた大ベテラン。雨による一日の中断を経て、聖地のマウンドでどのような快投を見せてくれるのか。チームの命運を背負う右腕が、今季2勝目を目指して伝統の一戦に臨む。