濱正悟の初主演作が待望の公開、監督の「クズ」発言に苦笑い
俳優の濱正悟が17日、都内で行われた映画「お別れの歌」の初日舞台あいさつに登場し、初主演作がついに封切られた喜びを語った。本作は、無気力な日々を送る青年が「生前葬を行いたい」という祖父の願いをかなえるため、恋人と共に人探しに奔走する物語。濱は古い家具屋で働く主人公の夢太役を熱演している。
撮影から数年の歳月を経て、クラウドファンディングの支援によりようやく劇場公開までたどり着いた本作。出演のオファーを受けた当時を振り返り、濱は「言葉では言い表しがたい気持ちだった」と感慨深げにコメント。「時間はかかりましたが、関わった一人ひとりの思いが濃縮された作品です」と、公開を待ちわびたファンに向けて熱い胸の内を明かした。
トークセッションでは、NHK連続テレビ小説「ばけばけ」で演じた初々しい英語教師・庄田多吉役との意外な共通点も話題に。濱は「女心が分かっていない、不器用なところは似ていますね」とはにかみながら語り、会場を和ませた。
一方で、共に登壇した柴田啓佑監督からは意外な暴露も飛び出した。撮影当時の濱の印象について、監督が「当時の濱くんにはあまりないイメージ。クズですね」と冗談交じりに評価すると、すかさず濱が「クズではないです!」と全力で否定する一幕があり、二人の信頼関係の強さをうかがわせた。
舞台あいさつの終盤には、倒れそうになったポスター看板を濱が自らサッと支える場面もあり、監督の「クズ」発言を自ら払拭するような紳士的な振る舞いを見せた。紆余曲折を経てスクリーンに届けられた珠玉の一作は、主演俳優の成長と共に大きな注目を集めそうだ。