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阪神・森下翔太がリーグ独走7号、勝負強さと淡々とした姿勢にメジャー関係者も熱視線

田島 恒一

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佐藤輝明(左)と森下翔太

甲子園で行われた17日の中日戦。1対1の同点で迎えた7回一死、阪神の森下翔太が圧巻の一振りを見せました。相手右腕・根尾の初球、内寄りの150キロ直球を迷わず振り抜くと、打球は左中間スタンドへ。これが決勝のソロアーチとなり、チームを連敗ストップと首位追撃へと導きました。

今季は3番に定着し、リーグトップを走る7号をマーク。その存在感は日に日に増していますが、驚くべきはそのメンタリティです。試合後、本人は自身の状態について「好調という感覚は特にない」と淡々と語りました。結果に一喜一憂せず、日々の準備とコンディション維持に重きを置く姿勢は、若手らしからぬ落ち着きを感じさせます。

この姿に、海を渡ったメジャーリーグの関係者も注目しています。今春のWBC準々決勝では、メジャーの一線級で活躍するレンジャー・スアレスから本塁打を放つなど、技術的なポテンシャルはすでに証明済み。あるスカウトは、森下の打球速度やスイング軌道といったデータ面だけでなく、周囲の雑音に振り回されない「自分自身の世界観」を高く評価しています。

長距離移動や連戦が続くメジャーの環境では、不調時でも崩れない精神的な強さが不可欠です。藤川球児監督が「重い試合だった」と漏らした接戦を制しても、当の森下は「自分たちは毎日試合をやって勝っていくだけ」と言い切ります。技術、パワー、そして鉄の心臓。虎の背番号1からは、すでに海を渡る傑物としての風格が漂い始めています。

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