張本美和がリベンジ宣言「金メダルしか目指していない」2年前の涙を糧に世界の頂点へ
卓球女子シングルスで日本勢トップの6位に君臨する張本美和が、5月にロンドンで開催される世界選手権団体戦に向けて熱い闘志を燃やしている。14日に都内で行われた公開練習で、彼女の口から飛び出したのは力強いリベンジの言葉だった。
目標を問われた張本は、迷いなく今回は金メダルしか目指していないと言い切った。その背景にあるのは、一昨年の同大会決勝で味わった痛恨の記憶だ。当時、中国との大一番で第1試合と第5試合を任された彼女だったが、結果はどちらも敗戦。あと一歩のところで優勝を逃し、試合後には大粒の涙を流した。あの決勝戦は忘れられない貴重な経験になったと振り返り、その悔しさを絶対に生かさなければならないと自分に言い聞かせている。
当時の心境について、張本は意外な本音も明かした。勝てば金メダルという重圧がかかる第5試合を前に、なぜ私なんだろうというネガティブな思考に陥っていたという。普段なら選ばれる喜びを感じるはずが、当時はメンタル面がまだ未熟で、気持ちの弱さが敗因の一つになったと自己分析する。
しかし、今の張本はあの頃とは違う。パリ五輪をはじめとする数々の国際舞台を経験し、着実に場数を踏んできた。試合前にもっとビビらずにやればよかったという反省を胸に、今年の世界選手権では毎試合腹をくくって挑む覚悟だ。起用してもらえるなら自信を持って頑張りたいと語るその表情には、エースとしての自覚と成長の跡がにじむ。2年間の歩みを証明するため、若き天才が再び中国の壁に挑む。