林下詩美がマリーゴールド頂戦へ 赤いベルト奪還と最強証明の誓い
女子プロレス団体マリーゴールドの林下詩美が、至宝であるワールド王座の奪還に向けて並々ならぬ闘志を燃やしている。昨年10月の両国大会で青野未来に敗れ、惜しくも王座を明け渡した彼女にとって、今月25日の後楽園大会は半年越しのリベンジを果たす絶好のチャンスだ。王者である青野からの逆指名を受ける形で決まった今回のタイトルマッチ。詩美は取材に対し、2度目のシングル戦ということで、どちらが勝っても次はないという不退転の決意を表明。マリーゴールドの歴史に刻まれるような、最高峰の試合を見せたいと静かに語った。
王座陥落後のこの半年間は、彼女にとって苦難の連続でもあった。1月には岩谷麻優が持つGHC女子王座に挑戦したものの、あと一歩届かず敗北。目に見える結果を残せていない現状について、プロレスラーとしてスランプと言われても否定できないと悔しさをにじませる。しかし、ベルトがない期間も自分らしく歩んできたという自負は揺るぎない。あの赤いベルトが最も似合うのは、自分が一番強いからだと言い切る姿からは、女王としての風格が漂っている。
王座奪還の先に見据えるのは、団体内にとどまらない壮大な防衛ロードだ。マリーゴールド内で赤いベルトを争える相手の少なさを指摘した彼女は、他団体の強豪を標的に掲げている。具体名として挙げたのは、マーベラスの彩羽匠やセンダイガールズの岩田美香といった実力者たちだ。特に彩羽とは過去に60分近い大激闘を繰り広げた因縁があるだけに、ベルトを手に完全決着を狙うシナリオも現実味を帯びてくる。林下詩美こそが女子プロレス界のトップであるという事実を証明するため、最強への挑戦が再び始まろうとしている。