へずまりゅう困惑、名探偵コナンの犯人ネタバレDMが殺到、法的責任の追及は可能か
元迷惑系ユーチューバーで現在は奈良市議として活動するへずまりゅう氏が、自身のXにおいて、公開されたばかりの劇場版、名探偵コナン、ハイウェイの堕天使に関する深刻な被害を訴えています。へずま氏のもとには、映画の真犯人を暴露するダイレクトメッセージが複数のユーザーから執拗に送りつけられているといいます。
作品が公開された2026年4月10日、へずま氏はXを更新し、悪質すぎると怒りを露わにしました。毎年、犯人を報告してくるのは何なのか、これでは賠償金も取れないのかと、初日から楽しみを奪われたことへの憤りを綴っています。あわせて、ネタバレを送りつけてきたアカウント一覧の画像も公開。数年前にも同様の被害が流行したことに触れつつ、犯人を知ってしまったが、ファンとして映画は観てくると複雑な心境を明かしました。
ミステリー作品において、犯人を推理するプロセスは何物にも代えがたい醍醐味です。この悪質な嫌がらせに対し、法的な責任を問うことはできるのでしょうか。アディーレ法律事務所の島田さくら弁護士は、DMで犯人をバラされたという事実だけでは、法的責任を問うのは極めて難しいとの見解を示しています。
島田弁護士によれば、慰謝料などを請求するには、法律上保護された利益が違法に侵害されたといえる必要があります。今回のように、犯人を知らない状態で映画を楽しみたかったという期待は、残念ながら法律上守られるべき利益とまでは言い切れず、違法性が認められる可能性は低いといいます。また、犯人名をテキストで送る行為自体も、著作権侵害には当たらないとのことです。
ただし、例外もあります。明確に拒絶しているにもかかわらず、嫌がらせ目的で大量のネタバレを執拗に送り続けるといった極端な状況があれば、慰謝料請求が検討できる余地はあるそうです。しかし、DMは発信者情報の開示対象に含まれないため、相手を特定すること自体が非常に困難であるという現実的な壁も立ちはだかります。
有効な対策について、島田弁護士は、SNSでネタバレ拒否を明示することも一つの手ですが、かえって面白がられるリスクもあると分析。映画の公開時期に合わせてDMの受信設定を閉鎖することが、最も現実的な自衛策ではないかと助言しています。ネット上でのマナーが問われる中、楽しみを奪う行為への法的ハードルは依然として高いままのようです。