渋野日向子が語る変化と葛藤、代名詞のバウンスバック不発に「今は勉強中」
女子プロゴルフの渋野日向子が、自身の代名詞とも言えるプレイスタイルに変化が生じていることを明かした。11日に埼玉県の石坂GCで行われた富士フイルム・スタジオアリス女子オープンの2日目、渋野はスコアを2つ落とす74と苦しみ、通算3オーバーの67位で無念の予選落ちを喫した。
ホールアウト後、渋野はジュニアゴルファー5人との交流イベントに参加。そこで子供からボギーを叩いた後の立て直しについて質問を受けると、かつて得意としていた「バウンスバック」について自身の内面を語り始めた。
「昔は得意だった」と振り返る渋野。当時はミスによる怒りをそのままパワーに変換し、ドライバーを思い切り振り抜いてバーディーをもぎ取る強気なスタイルが光っていた。「あんまり良くないけど」と苦笑いを見せつつも、冷静さを保つよりも感情をエネルギーにする方が自分には合っていたと分析する。
しかし、2019年の全英女子オープン制覇時にファンを熱狂させたその爆発力は、現在影を潜めている。イベントの進行役から「怒りが集中力を高めるのか」と問われると、「昔はそういうタイプだったのかもしれないけど、今はわからない。今は勉強中」と率直な言葉を返した。
不調が続く中で、かつての「怒りのパワー」に頼れなくなっている自分を自覚している様子の渋野。トレードマークの笑顔の裏で、新たなメンタルコントロールの手法を模索する日々が続いている。かつてのスタイルを脱ぎ捨て、どのようにスコアを組み立てていくのか。27歳となったシブコの試行錯誤は、次なる進化への大きなステップとなりそうだ。