堀内恒夫氏が審判の判定に「待った」 阪神対巨人戦で見えたストライクゾーンの異変
巨人のレジェンドであり、監督経験も持つ堀内恒夫氏が、プロ野球の審判技術に対して率直な思いを明かしました。15日に「審判と投手」というタイトルで自身のブログを更新した堀内氏は、前日14日に甲子園球場で行われた阪神対巨人戦の内容に言及。両チームの先発投手である則本昂大投手や才木浩人投手の力投を称えつつも、その矛先はグラウンド上の「ジャッジ」へと向けられました。
堀内氏が特に問題視したのは、球審によるストライクゾーンの極端な変動です。昨日の試合を振り返り、審判によってゾーンの広狭が気にかかるほど極端ではないかと疑問を投げかけました。具体的な場面として、6回の阪神・森下翔太選手の打席を挙げ、則本投手が投じた際どいボールがストライクと判定された点に触れ、私見として「ストライクかどうか疑問な判定が2つはあった」と指摘。昨日のゾーンはボール1個分は大きかったのではないかと分析しています。
現役時代に数々の修羅場をくぐり抜けてきた堀内氏は、かつての審判員にもクセがあったことを認めています。しかし、当時は人間同士のリスペクトがあり、ミスも含めて野球の範疇として成り立っていたと回顧。その上で、MLBで導入されているロボット審判による「ABSチャレンジ」の事例を引き合いに出し、現状のままでは日本でも機械導入の流れが加速してしまうのではないかと懸念を示しました。
ブログの最後には、こうした苦言は本来口にしたくないとしつつも、改めて現状を見直してほしいという強いメッセージを添えた堀内氏。球界の重鎮によるこの提言が、今後の審判技術や制度の議論にどのような影響を与えるのか注目が集まりそうです。