アストロズ今井達也が負傷離脱、獲得を見送ったカブス側からは「大惨事を回避した」と安堵の声
アストロズに所属する今井達也投手が13日(日本時間14日)、右腕の疲労を理由に15日間の負傷者リストに入ることが発表されました。今季からメジャーに挑戦している今井ですが、直近10日のマリナーズ戦では制球を乱してわずか一死しか奪えず3失点で降板。ヒューストンでの精密検査を経て、開幕からわずか3試合の登板で戦線を離脱するという苦い結末を迎えました。
この一報に複雑な、あるいは安堵の表情を見せているのがシカゴ・カブスです。昨オフ、ポスティングシステムを利用して移籍先を模索していた今井に対し、カブスは当初交渉を優位に進めていたとされています。しかし、最終的にアストロズが提示した3年総額5400万ドル(約84億7000万円)という大型契約や、選手側に有利なオプトアウト条項の付帯をカブス側がためらったことで、争奪戦から撤退した経緯がありました。
カブスの専門メディア「カビーズクリブ」は、今回の事態を受けて「カブスは今井への投資を見送ったことで、結果的に大惨事を回避した」と報じています。同メディアは、今井のポテンシャルを高く評価しつつも、3試合の登板で露呈した制球力の欠如や与四球率の高さに言及。「彼はまだ完成された投手ではないという懸念があった。だからこそ、契約解除の権利を与えることに慎重になったのだ」と指摘し、争奪戦から一歩引いた球団の判断が正しかったことを強調しました。期待の右腕が直面した思わぬ試練は、移籍市場でのシビアな判断の妥当性を図らずも証明する形となっています。