尾藤イサオが明かす内田裕也さんの素顔「ゲーヒャク貸してくれ」と迫られた愛すべき記憶
歌手デビュー62年という驚異のキャリアを誇る尾藤イサオが、15日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」に登場しました。番組では、2019年にこの世を去ったロック界の巨星、内田裕也さんとの忘れられない交流について、懐かしそうに振り返る場面がありました。
尾藤と内田さんの縁は深く、1966年に日本武道館で開催された伝説の「ザ・ビートルズ」来日公演では、ともに前座の大役を務めた間柄です。司会の黒柳徹子から、かつてジャズ喫茶で競演していた時代について振られると、尾藤は数年先輩だった内田さんとのやり取りを鮮明に再現しました。
内田さんは尾藤のことを「トウビ」という独特の愛称で呼んでいたといいます。「トウビ、お前よ、いろいろやってきたかもしれないけど、一応ロックンロールだぞ。分かってるか?」と厳しい指導が入ることもありましたが、その直後には「悪いけど、ゲーヒャク貸してくれないか?」と、当時のお金で500円を無心されるのがお決まりだったようです。
尾藤は当時を思い出しながら、「カッコつけてるんだから金貸せよ、っていう裕也さんのあの可愛らしい姿が今でも目に浮かびます」と笑顔で語りました。また、日劇ウエスタンカーニバルの全盛期には、内田さんが終演後に帝国ホテルのバーで、当時としては高価な一杯500円ほどの水割りを嗜んでいた姿も印象に残っているといいます。
「トウビ、お前よ……」と呼びかけてくる内田さんの佇まいに、何とも言えない格好良さを感じていたという尾藤。時を経ても色褪せない、レジェンド同士の熱くもユーモラスな絆が垣間見える放送となりました。