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伊勢ケ浜親方に下された「2階級降格」は妥当か、それとも寛大か

部屋に戻り頭を下げる伯乃富士(左)と伊勢ヶ浜親方

日本相撲協会は9日、都内で開かれた臨時理事会において、元横綱照ノ富士の伊勢ケ浜親方による弟子への暴力問題に関する処分を決定しました。同親方には2階級降格および報酬減額(10%3か月)という懲戒処分が下され、伊勢ケ浜部屋については、協会と一門の監督下で部屋付き親方4人を含む集団指導体制に移行。師匠の交代や部屋の閉鎖といった最悪の事態は回避されました。

しかし、この決定に対して角界の内外からは、過去の事例と比較して処分が軽いのではないかという指摘も噴出しています。記憶に新しい2024年の宮城野親方(元横綱白鵬)や、2020年の中川親方(元幕内旭里)のケースでは、不祥事の結果として師匠の座を剥奪され、部屋そのものが閉鎖に追い込まれているからです。

こうした疑問の声に対し、藤島広報部長(元大関武双山)は理事会後の会見で、これまでの事例との違いを強調しました。同部長によれば、宮城野部屋の場合は暴力の隠蔽や放置が長期にわたっていたこと、中川部屋は師匠本人による継続的な暴言・暴力が被害者側からの告発で発覚したという経緯がありました。

一方で、今回の伊勢ケ浜親方については、いかなる理由があろうとも暴力は容認されないとした上で、本人が即座に協会へ報告を行った点や、暴力が一過性のものであったことを考慮。本人が真摯に反省している姿勢も踏まえ、これまでの厳罰事例とは状況が異なるとの判断に至ったと説明しました。理事会内でも今回の処分内容について特段の異論は出なかったとしています。

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