アレジ氏が語る王者の本音 フェルスタッペンのチーム批判は「改善のためのメッセージ」
F1界のレジェンド、ジャン・アレジ氏が、現在レッドブルで苦境に立たされているマックス・フェルスタッペンについて、元ドライバーならではの熱いエールを送りました。
専門メディアの取材に応じたアレジ氏は、4季連続のタイトル獲得を狙う王者の現状について、本当に苦しい状況にあると分析。現在のマシンのシステム上、スロットルの操作感や電力供給の面で、速いドライバーほど不利な状況に置かれている可能性を指摘しました。特に日本グランプリの予選を例に挙げ、フェルスタッペンやフェラーリのルクレールが各コーナーで速さを見せながらも、セクター終盤でタイムを落としていた事実を挙げ、これ以上の改善はドライバーの範疇を超え、エンジニアの手腕に委ねられていると持論を展開しました。
また、フェルスタッペンが自身のマシンをマリオカートやステロイドを打ったフォーミュラEと揶揄し、過激な言葉で不満を露わにしている点についても言及。アレジ氏は、これらは決してチームへの反発ではなく、あくまでチームを鼓舞するためのプレッシャーであると擁護しました。ドライバーがチームを突き動かそうとするのは当然の行為であり、批判ではなく改善を求める切実なメッセージなのだと語っています。
かつてフェラーリなどで活躍した名手アレジ氏にとって、フェルスタッペンは2000年代で最高のドライバーであることに変わりはありません。厳しい戦いが続く中、ベテランレーサーは若き王者が再び輝きを取り戻す瞬間を静かに待ち望んでいます。