ジョナサン・ウィートリーの移籍先に異変か、レッドブル復帰の可能性が急浮上
昨今のF1界を賑わせている元アウディ代表のジョナサン・ウィートリー氏の去就について、新たな動きが伝えられた。当初はアストンマーティンへの加入が確実視されていたが、ここに来て古巣であるレッドブルへの復帰説がにわかに注目を集めている。
ウィートリー氏はアウディの代表を電撃退任した後、アストンマーティンでエイドリアン・ニューウェイ氏を支え、チーム運営の全権を担う役割に就くことが有力視されていた。ニューウェイ氏が技術面に専念できる環境を整えるためのキーマンとして、各メディアもこの移籍を既定路線と報じていた経緯がある。
しかし、専門メディアのF1 OVERSTEERが報じたところによると、両者の間ではまだ正式な合意には至っていないという。同メディアは、マクエボイ記者の分析を引用する形で、アストンマーティン移籍の選択肢がある一方で、レッドブルに舞い戻る道も残されていると指摘した。
ウィートリー氏にとってレッドブルは、2006年から在籍し、2018年からはスポーツディレクターとしてチームの黄金期を支えた深い縁のある場所だ。もし復帰が実現すれば、現在の組織体制においてローラン・メキース代表の直下という重要なポジションに就き、大きな影響力を行使することになると見られている。相次ぐリーダー格の離脱により揺れるレッドブルにとって、功労者の帰還はスタッフの士気を高める大きな安心材料となるはずだ。
一方で、今季からホンダと提携しながらも苦戦を強いられているアストンマーティンへの合流については、リスクを伴うとの慎重な見方もある。ニューウェイ氏との強力タッグ結成か、あるいは古巣の再建を担うのか。経験豊富な名将の下す決断に、パドックの視線が注がれている。