鹿島が川崎を完封し首位快走。守備の要・植田直通が語る「失点5」の真髄
明治安田J1百年構想リーグ第10節、アウェーの地に乗り込んだ鹿島アントラーズが川崎フロンターレを2―0で下し、盤石の強さを見せつけました。前半こそ相手に押し込まれる時間帯があったものの、粘り強い対応でリズムを渡さず。後半8分にエースの鈴木優磨選手がPKを沈めて先制すると、同19分にはレオセアラ選手が鮮やかな右足のシュートで追加点を奪い、勝負を決めました。
今季の鹿島を象徴しているのが、リーグ最少水準となるわずか「5」という失点数の少なさです。この堅守について、ディフェンスラインを統率する植田直通選手は、守備陣だけの功績ではないことを強調します。「全員が失点しないという意識をかなり高く持っている」と語る通り、この日も得点を挙げたレオセアラ選手が前線から献身的にプレスをかけ、守備を助ける場面が目立ちました。日々の練習から球際の激しさやスピード感にこだわり、常に高いレベルを追求している成果が数字に表れています。
華やかなゴールシーンを量産する鈴木選手やレオセアラ選手といった攻撃陣にスポットライトが当たりがちですが、植田選手の哲学は一貫しています。「良い守備があってからの攻撃」という信念のもと、自らが背中で示すことでチームを鼓舞し続けています。攻撃の進化に取り組みつつも、まずは失点をゼロに抑える。古豪・鹿島の伝統とも言える勝負強さは、こうした守備への強い自負によって支えられているようです。