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壁にぶつかった若大将、岡本和真が挑むメジャーの洗礼と再生への現在地

田島 恒一

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岡本和真

メジャーの壁は想像以上に厚かったのか。ブルージェイズの岡本和真内野手が、渡米1年目の厳しい試練に身を置いている。現地時間15日に行われたブルワーズ戦に5番・指名打者で出場した岡本だったが、3打数無安打1四球に終わり、快音は響かなかった。チームも1対2で惜敗。この日の試合を終えた時点で今季の打率は2割1分3厘、本塁打は2本にとどまり、数字の上では順風満帆とは言い難い状況が続いている。

滑り出しは完璧だった。開幕から5試合で打率3割、2本塁打と鮮烈なデビューを飾った。しかし、4月に入ると状況は一変。11試合で本塁打はゼロ、打率も1割台に低迷しており、直近の試合でも打撃の勢いは影を潜めている。日本の主砲として君臨した岡本でさえ、メジャー特有の力強い投球術と緻密な配球の前に苦戦を強いられているのが現実だ。

もっとも、MLB公式サイトが伝える岡本の姿は、決して悲観的なものばかりではない。初めて訪れる都市、慣れない移動、未知の対戦相手。さらには言語や文化の壁。球団側もこうした環境の変化が選手に与える影響を十分に理解しており、当初から岡本の成長を長い目で見守る構えを見せている。シュナイダー監督は、打席で本来の積極性を取り戻すことを期待しており、本人も現状を一時的なスランプと冷静に捉えている。

三塁の守備においても、岡本は日々新たな課題と向き合っている。特に意識しているのはMLB特有のグラウンドへの適応だ。打球の跳ね方や、日本より深めに位置する守備陣形、そしてアーロン・ジャッジのような規格外のパワーを持つ打者が放つ強烈な打球。日本では経験し得なかった要素の一つ一つに、必死に体を馴染ませている段階だという。

一方で、トロントの街並みに東京の面影を感じると語るなど、新天地での生活には前向きに溶け込もうとしている。開幕時の勢いが止まった今、岡本は結果という目に見える形だけでなく、メジャーリーガーとしての生き方そのものを自分の中に構築している最中だ。数字には表れないこの適応期間を経て、再びその打棒が火を噴く時、それは彼が真のメジャーリーガーとして第一歩を刻む瞬間となるだろう。

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