美川憲一が告白した難病との死闘、一時は引退も覚悟「これで終わると思った」
歌手の美川憲一さんが13日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演し、この1年間に見舞われた度重なる病魔との闘いについて明かしました。司会の黒柳徹子さんから少し痩せたのではないかと指摘されると、美川さんは「8キロくらい痩せました」と告白。華やかなステージの裏側で、命に関わる危機に直面していた実態を語り始めました。
異変が起きたのは昨年9月のこと。ロサンゼルスの自宅で一人でいた際、突然意識を失って倒れてしまったといいます。「3分くらいで気がついたけれど、膝などを打ってアザだらけになった」と振り返る美川さん。診断の結果、心拍数に異常が生じる「洞不全症候群」であることが判明し、心臓にペースメーカーを埋め込む手術を受けることになりました。医師から「ペースメーカーを入れれば長生きできる」と助言を受けた際には、迷わず「長生きしたいから」と手術を決意したといいます。
しかし、試練はそれだけではありませんでした。筋肉のこわばりなどで手足が動きづらくなる指定難病のパーキンソン病も発覚。美川さんは当時の心境を「ショックでした。難病だから、もうこれで終わるなと思った」と、芸能生活の終焉を覚悟したほどの絶望感を口にしました。入院中は車いす生活を余儀なくされ、精神的にも追い詰められる日々が続きました。
そんな彼を支えたのは、やはり音楽の存在でした。「私にはやっぱり歌がある。60年以上やってきたんだから、それ以上に頑張らなきゃダメだ」と自分を鼓舞し続け、懸命なリハビリの末に昨年12月に見事復帰を果たしました。実は1年前に同番組へ出演した際も、すでに足のもたつきを感じていたそうですが、当時は「一生懸命隠していた」とプロ根性をのぞかせる場面も。病を乗り越え、不屈の精神で再びステージに立つ美川さんの言葉は、多くの視聴者に深い感銘を与えています。