巨人・阿部慎之助監督が宿敵との初戦で大きな白星を掴み取った
巨人が14日に甲子園で行われた阪神戦に4-3で競り勝ち、連敗を2で止めた。今季初となる聖地での伝統の一戦は、最後まで目の離せない激闘となった。先発の則本が6回無失点と圧巻の投球を見せ、2点リードのままマウンドを降りたが、7回に救援陣が捕まり一時は逆転を許す展開に。しかし8回に大城のソロ本塁打で追いつくと、9回には松本の適時打で勝ち越し。最後は守護神マルティネスが締め、粘り強く勝利をもぎ取った。
阿部監督は試合後、去年から続く緊迫した展開を振り返りつつ、紙一重の勝負をモノにした選手たちを称えた。だが、この1勝には単なる白星以上の意味が含まれている。それは相手先発・才木浩人への苦手意識に終止符を打つきっかけを作ったことだ。
才木は巨人にとってまさに天敵と言える存在だった。2024年7月の対戦以来、実に2年以上も負けを付けておらず、7連勝を許してきた。チーム内からも、あまりに抑えられ続けることで、才木相手なら打てなくても仕方ないという諦めにも似た心理が芽生えることを危惧する声が上がっていたほどだ。
この日、才木に直接の黒星をつけるまでには至らなかったものの、2回には相手のミスを逃さず大城、増田陸の連続適時打などで2点を先制。計7安打を浴びせて6回で降板させることに成功した。リーグ制覇を目指す上で、今後も立ちはだかるであろう才木をマウンドから引きずり下ろした経験は、チームにとって何よりの収穫と言えそうだ。