京都男児遺棄事件で広がる養父中国籍説はデマ、台湾テレビ局が誤報を認め謝罪
京都府南丹市の山林で男児の遺体が見つかった痛ましい事件に関連し、インターネット上で深刻な風評被害が発生しています。死体遺棄の疑いで逮捕された養父について、一部のSNS上で「中国籍である」という事実無根の情報が拡散。これを台湾のテレビ局がニュースとして取り上げたことで、誤った情報が瞬く間に広まる結果となりました。
事態を重く見た京都府警は17日、報道陣の取材に対してこの情報を明確に否定しました。騒動のきっかけとなったのは、X(旧ツイッター)上で15日に投稿された動画です。日本の政治情勢などを発信するアカウントが、台湾のニュース番組の映像を引用。そこには「中国籍の継父が関与した可能性」という趣旨の中国語テロップが表示されており、この投稿の表示回数は860万回を超える異常な注目を集めていました。
映像を制作した台湾のテレビ局は17日、自社のホームページ上で声明を発表。「日本のSNS上で流れていた誤った情報に基づいたものだった」と非を認め、深く謝罪しました。同局の担当者も読売新聞の取材に対し、声明の内容が事実であることを認めています。SNS上の未確認情報を海外メディアが鵜呑みにし、それが再び日本国内へ逆輸入される形で拡散するという、ネット社会の危うさが浮き彫りになった形です。