京都・南丹市の不明小6男児と確認、遺体に外傷なしで深まる謎
先月から行方が分からなくなっていた京都府南丹市立園部小学校6年生、安達結希さんの捜索は、最悪の結末を迎えました。京都府警は14日、同市内の山林で見つかった遺体がDNA型鑑定の結果、安達さん本人であると確認したと発表しました。しかし、判明した司法解剖の結果は、さらなる謎を呼ぶものとなっています。
安達さんは先月23日に父親が学校へ送り届けたのを最後に行方不明となっていました。その後、学校から西に3キロの場所でリュックが、北に4キロの地点でスニーカーが見つかるなど、遺留品がバラバラの場所で発見される不可解な状況が続いていました。そして13日、学校から南に約2キロ離れた山林で、ついに安達さんの遺体が発見されました。
遺体は不明時と同じトレーナーやチノパンを着用していましたが、靴は履いていない状態でした。注目された司法解剖の結果、衣服に大きな損傷はなく、刃物による傷や殴打されたような外傷も見つかりませんでした。死因は特定できず、死亡時期は先月下旬ごろと推定されています。遺体の腐敗が進んでいたことが死因特定の障壁となったようですが、結束バンドなどで拘束された痕跡もなかったといいます。
府警は当初、他殺の証拠が得られれば即座に殺人事件等としての捜査本部を設置する方針でしたが、今回の結果を受けて設置を見送りました。遺体が埋められたり隠されたりした形跡がない一方で、子供が一人で移動するには不自然な範囲に遺留品が散乱しており、第三者の関与を疑う声も根強く残っています。今後は組織検査などが行われる予定ですが、真相は依然として霧の中です。
悲報を受けた地元小学校は14日に臨時休校となり、地域社会には深い悲しみと不安が広がっています。事故なのか、それとも誰かに巻き込まれたのか。物言わぬ遺体が残した多くの疑問に、警察の地道な捜査が続きます。