京都山中で発見の遺体 行方不明の小6男児か 浮かび上がる不可解な点
京都府南丹市の山中で13日午後4時45分ごろ、行方が分からなくなっていた小学6年の安達結希さん(11)とみられる遺体が見つかった。現時点で正式な身元確認には至っていないものの、発見時の服装が失踪時の情報と似ているという。
発見場所は結希さんが通う園部小学校から南西へおよそ2キロの山中。遺体は紺色のフリースにベージュの長ズボン姿で、靴は履いていなかった。あおむけの状態で見つかり、死後かなりの時間が経過しているとみられ、性別の特定も難しい状態だという。京都府警は14日に司法解剖を行う予定だ。
結希さんは3月23日、卒業式に在校生として出席するため父親の車で学校付近まで送られたとされるが、駐車場で降りる様子は防犯カメラに記録されていなかった。その後、登校していないことが同日午前11時45分ごろに学校から保護者へ伝えられている。
地元消防団による捜索は3月24日、25日、28日にかけて実施されたが、大きな手がかりは得られなかった。しかし29日、小学校から西へ約3キロ離れた山中で親族が黄色のランリュックを発見。この場所はすでに消防団が捜索していたエリアだったという。
さらに今月12日には、ランリュック発見地点から南へ約5・5キロの山中で黒い靴が見つかり、結希さんのものとみられている。自宅はそこからさらに南へ約3キロの位置にあり、発見された遺留品や遺体の位置関係には大きな隔たりがある。
こうした状況について、元警察関係者は違和感を隠さない。特にランリュックが捜索後に見つかった点について「山中の捜索は細かく行うのが基本。すでに調べた場所から後になって発見されるのは不可解」と指摘する。その上で「第三者が後から置いた可能性も視野に入れるべき」とし、意図は不明ながらも失踪の印象を強める要素になり得ると分析する。
複数の地点に分散して見つかった遺留品、そして靴を履いていない状態での発見。子どもが自力で移動するには困難とみられる距離が浮かび上がる中、事件の全容解明にはなお時間を要しそうだ。まずは司法解剖の結果が待たれる。