不明の男子児童が遺体で見つかる、現場に広がる悲しみと捜査の行方
先月23日から行方がわからなくなっていた京都府南丹市の小学6年生、安達結希さんが13日、変わり果てた姿で見つかった。一夜明けた14日、安達さんが通っていた小学校から南西に約2キロほど離れた山中の遺体発見現場周辺は、重苦しい空気に包まれている。
午前8時半ごろには、捜査員たちがポリタンクやブルーシートを手に次々と山の中へ入り、現場の状況確認を続けた。規制線の手前には、安達さんの冥福を祈る人々によって、水やお菓子、色鮮やかな花がひっそりと手向けられている。
大阪から献花に訪れた20代の男性は、静かに手を合わせた後、苦しい胸の内を明かした。以前、安達さんのカバンが発見された際にも現場へ足を運んだというこの男性は、無事でいてほしいという願いが届かなかったことに唇をかみ、本人が一番悔しいはずだと語った。さらに、純粋な子供が一人であのような場所にいたことを思うと、さぞ寂しかっただろうと、救いの手が届かなかった現実を前に深くうつむいた。
京都府警による司法解剖の結果、安達さんの死亡時期は3月下旬と推定されている。発見時には死後かなりの時間が経過しており、性別の判別も困難な状態だったという。遺体に刃物による刺し傷や切り傷といった目立った外傷はなく、現時点で死因は特定されていない。警察は今後、事件性の有無を含め、慎重に捜査を進めていく方針だ。