京都・園部小6男児の行方不明から2週間、見つからない足取りと不可解な遺留品の謎
京都府にある園部小学校に通う小学6年生、安達結希くんの行方が分からなくなってから、すでに2週間以上の月日が流れた。3月23日の朝、父親が運転する車で学校のすぐ近くまで送られたのを最後に、結希くんの消息はぷっつりと途絶えている。警察は延べ人数を投じて学校周辺の山狩りを行い、防犯カメラの映像解析を急いだが、有力な手がかりは得られていない。人口1万5千人ほどの静かな城下町は、この異常事態に騒然となっている。
事態が混迷を極めているのは、先月29日に親族が山中で発見した通学用リュックの存在だ。発見場所はすでに一度捜索を終えていた地点だったといい、なぜ後になって突然見つかったのか、現場では謎が深まっている。これを受け、捜索範囲は小学校から約9km離れた自宅周辺へと大幅に広げられた。
一連の経緯の中で、ある疑問が浮上している。なぜ結希くんが校舎に入る姿を、父親は最後まで見届けなかったのかという点だ。結希くんが通う小学校は園部城跡の傍らに位置し、校門前の道路は非常に狭く、車を一時停車させるスペースに乏しい。父親が車を止めたのは校庭の先にある学童保育園の駐車場だったが、そこから校門へ向かうはずの結希くんの姿は、周辺を映す防犯カメラに捉えられていなかった。
実は、この小学校は校門をくぐって車で敷地内まで乗り入れることが可能だった。実際、現在も多くの保護者が車で校内に入り、子供を乗せてから通学路を引き返している。近隣住民の一人は、車で学校の中まで入って直接先生に預けていれば、こんなことにはならなかったのではないかと、消沈した様子で悔しさを滲ませる。結希くんの行方は依然として闇に包まれたままだ。