“ミラクル・レスター”に再び試練 勝ち点6剥奪確定で降格圏転落…残り5試合へ正念場
かつて“ミラクル・レスター”として世界を驚かせたレスターが、厳しい現実に直面している。イングランド・チャンピオンシップ(2部)に所属するクラブは、財務規定違反による勝ち点6剥奪処分を不服として控訴していたが、その訴えが退けられた。
この決定により、勝ち点6の剥奪が正式に確定。英メディア「BBC」によると、レスターは一気に降格圏の22位まで順位を落とし、3部降格の危機に追い込まれた。シーズン終盤を迎える中で、まさに後がない状況となっている。
レスターといえば、2015―16年シーズンにFW岡崎慎司を擁し、クラブ史上初となるリーグ優勝を達成。当時は下馬評を覆す快進撃で“ミラクル・レスター”の名を世界に轟かせた。
しかし、その後の歩みは決して平坦ではない。23―24年シーズンに2部へ降格すると、わずか1年でプレミアリーグ復帰を果たしたものの、翌シーズンには再び降格。そこから今季は、勝ち点剥奪という大きな打撃を受け、2年連続の降格危機にさらされる異例の展開となっている。
クラブは今回の判断を受けて声明を発表。「シーズンは残り5試合となった。クラブ全員が目の前の試合に集中し、シーズンの結果を形づくることに専念している」とコメントした。
さらに「今、我々に責任は、残り試合に意欲を持って臨むことだ」とも強調。厳しい処分が確定した中でも、チーム全体で前を向く姿勢を打ち出している。
栄光を知るクラブだからこそ、この苦境はより重く映る。奇跡の優勝で歴史を塗り替えたレスターは、残り5試合で再び運命を変えられるのか。シーズン終盤の戦いに、熱い視線が注がれている。