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元日本代表・巻誠一郎氏が北九州で始球式、熊本地震から10年の節目に被災地へエール

田島 恒一

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巻誠一郎氏と和田毅氏(右)

北九州スタジアムで開催された福岡ソフトバンクホークス対東北楽天ゴールデンイーグルスの試合前に、熊本県出身の元サッカー日本代表、巻誠一郎氏が登場しました。九州スポーツキッズキャラバンのアンバサダーを務める巻氏は、多くの観客が見守るなかマウンドへ。背番号にちなんだ大きな期待を背負い、見事なストライク投球を披露して球場を沸かせました。人生2度目という大役を終えた巻氏は、同じくアンバサダーを務める和田毅氏と練習を重ねてきたことを明かし、その成果を存分に発揮した形となりました。

この日は、2016年の熊本地震において甚大な被害をもたらした本震の発生からちょうど10年という大きな節目。当時、地元クラブのロアッソ熊本に所属していた巻氏にとって、あの日は忘れられない一日です。当時を振り返り「当たり前の日常がもう戻ってこないのではないかと感じた。人生で一番の恐怖を味わった」と、痛切な胸の内を語りました。

一方で、震災の記憶がない若い世代に対してもメッセージを送りました。災害が起きた際、被災地に少しでも心を寄せることの重要性を説き「そうした思いやりの心を伝えていければ」と、スポーツを通じた支援活動への決意を新たにしていました。震災から10年、故郷への深い愛情と復興への願いを込めた一投は、北九州の夜空に力強く刻まれました。

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