松重豊が嘆く孤独のグルメの切実な裏事情!井之頭五郎を襲うインフレの波
俳優の松重豊が16日、都内の日本外国特派員協会で開催された主演ドラマ、孤独のグルメ Season11の記者会見に出席した。2012年の放送開始から足掛け14年、今や国内外で絶大な人気を誇る同シリーズだが、長く続く作品ゆえの意外な苦労を明かして会場を沸かせた。
ふらりと立ち寄った店で自由に食事を楽しむ輸入雑貨商、井之頭五郎を演じ続けてきた松重。2025年には自身が監督、脚本、主演を兼任した劇映画 孤独のグルメも公開され、国境を越えた大ヒットを記録したばかりだ。海外メディアからハリウッドでリメイクする場合のキャストを問われると、原作のビジュアルを念頭に、ニコラス・ケイジみたいな人がいいんじゃないかと提案。意外な人選に会場は大きな笑いに包まれた。
劇中の食事シーンでは、出された料理をすべて完食するという徹底したスタイルを貫いている。これまでに巡った膨大な名店の中で、最も印象に残っている一皿を尋ねられると、順位をつけるのは難しいと悩みつつも、強いて言うなら中華料理に心を動かされることが多いですねと自身の好みを明かした。
しかし、活動期間が長くなるにつれて深刻な問題も浮上しているという。この14年で大変だったことを問われた松重は、間髪入れずにインフレですねと即答。食にかかるお金がここ数年で1・5倍くらいになっていると、昨今の激しい物価高に顔をしかめた。
さらに、劇中のキャラクターについても言及し、井之頭五郎はあくまで個人事業主。夕飯に4000円も5000円もかけられるのかな?と、五郎の財布事情をリアルに案じる場面も。ドラマとしての夢と現実がかけ離れていくのは残念ですねと語り、自由な食体験を支える経済的な厳しさに複雑な胸中をのぞかせた。