トラウトが止まらない!敵地NYで3戦4発の衝撃 歴史的量産で完全復活へ
近年のエンゼルスは、11シーズン連続でポストシーズン進出を逃し、2015年以降は一度も勝ち越しがないという厳しい状況に置かれています。カート・スズキ監督の下で苦闘が続くチームにあって、いま一際まばゆい輝きを放っているのが、マイク・トラウト外野手です。かつてのMVPが、再び全盛期を彷彿とさせる熱烈な打棒を取り戻しています。
象徴的だったのは、現地時間15日にヤンキー・スタジアムで行われた一戦でした。試合は4対5でサヨナラ負けを喫し、チームは再び借金生活に突入しましたが、ニューヨークのファンに強烈なインパクトを残したのは敗れたエンゼルスの背番号27でした。3点を追う5回、1点差に詰め寄った直後の一死一塁という場面。トラウトは右中間スタンドへ逆転の6号2ランを叩き込み、一気に試合の主導権を奪ってみせました。
この一発により、トラウトは敵地ヤンキー・スタジアムで3試合連続本塁打を記録しました。ビジター選手がこの球場で3戦連発を飾るのは、2013年のミゲル・カブレラ以来の快挙です。さらに、この3日間で計4本の本塁打を量産。ヤンキースとの1シリーズで4発を放ったのは歴代でも指折りの記録であり、同球場での通算打率は.344という驚異的な数字を誇ります。米メディアも、現在のア・リーグ本拠地の中でトラウトが最も得意としているのはニューヨークだと指摘するほど、敵地を完全に攻略しています。
ライバルであるヤンキースのアーロン・ジャッジが今季7号を放つ中、トラウトはその存在感をさらに上回る勢いを見せています。今季のトラウトは健康体を取り戻し、外野守備にも復帰。打撃フォームの修正も奏功しており、ここまで6本塁打、15打点、OPS.945と主要部門でリーグトップクラスの数字を並べています。
地元ロサンゼルスでは、もはや復活という言葉だけでは足りないほどの期待が渦巻いています。単に元の姿に戻ったのではなく、さらなる進化を遂げ、かつての全盛期さえも超えていくのではないか。低迷するエンゼルスの救世主として、トラウトが毎晩のように試合の景色を変えようとしています。