宮澤エマ主演ドラマ第3話で揺らぐ決意 夫と母の圧力に追い詰められるアサ
テレビ東京系で放送されたドラマ「産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ」の第3話が13日に放送され、主人公アサ(宮澤エマ)の心にわずかな迷いが生まれる場面が描かれた。
これまで「産まない」という強い意志を貫いてきたアサだが、物語は思わぬ方向へと動き出す。出産を強く望む夫・哲也(浅香航大)からの圧力に加え、過去に深い影を落とした母・愛子(西田尚美)との再会によって、精神的に追い込まれていく構図が鮮明になった。
検診帰り、歩きながらよそ見をしていた高校生とぶつかったアサは、反射的にお腹を守るような仕草を見せる。その何気ない行動をきっかけに、心の奥底に押し込めていた思いが揺らぎ始める。「本当に堕ろせるのか」と自問する姿は、これまでの彼女からは想像しにくい変化だ。
さらに状況をかき乱すのが母・愛子の存在だ。おばの葬儀の場で再会した愛子は、アサのバッグからエコー写真を見つけ出し、冷酷な言葉を浴びせる。「あなたみたいな人が母親になれるはずがない」。その一言は、アサの過去のトラウマをえぐるには十分だった。激昂したアサが刃物を向ける場面は、緊張感が一気に高まる印象的なシーンとなった。
そもそもアサが出産を拒んできた背景には、「自分も母のようになってしまう」という強い恐れがある。哲也から「やってみなければ分からない」と諭されても、その思いは揺らがない。しかし、当の母から否定されることで、逆にその選択に迷いが生じる可能性も浮かび上がってきた。
一方の哲也もまた、回を追うごとにその異質さを強めている。かつてはアサの意思を受け入れていたはずが、現在は執着ともいえる態度で出産を迫る。穏やかな笑顔から一転、怒りをにじませた表情へと変わる様子は不気味さを帯び、視聴者に強烈な印象を残した。
前門の虎ともいえる夫、後門の狼ともいえる母。その狭間で揺れ動くアサの姿を、宮澤が繊細かつ力強く演じている。物語はさらに緊迫した局面へと進み、彼女がどのような決断を下すのか、目が離せない展開となっている。