那須川天心、試合前のテレビ出演への批判に元王者が理解「彼はボクシング界の変革者」
WBC世界バンタム級2位の那須川天心が、11日に東京・両国国技館で行われるフアンフランシスコ・エストラダとの挑戦者決定戦を目前に控え、自身の活動を巡る議論に揺れています。事の発端は、試合の20日前という直前期にテレビ番組へ出演したことに対し、一部から疑問の声が上がったことでした。これを受け、8日の会見で那須川本人が真っ向から反論したことが大きな話題となっています。
この騒動に対し、元OPBF東洋太平洋ライト級王者で横浜光ジム代表の石井一太郎氏が、自身のYouTubeチャンネルを通じて那須川を擁護する姿勢を見せました。石井氏は、那須川が公開練習で異例の8ラウンドのスパーリングを披露するなど、これまでのボクシング界のしきたりを次々と変えてきた変革者であることを強調。常識外れの行動こそが彼のスタイルであると説いています。
さらに石井氏は、現代のボクシング興行における数字の重要性についても言及しました。動画配信サービスの視聴者数がシビアに評価される現状において、那須川は自身の責任感から宣伝活動に心血を注いでいると分析。リング上の勝敗だけでなく、視聴数というもう一つの勝負の土俵に立っている那須川の覚悟を指摘しました。
匿名による定型文のような批判に対し、那須川が会見で感情を露わにした場面についても、石井氏はその重圧を察して同情を寄せました。普通のボクサーなら考えもしない領域まで自分の役割と捉えて動いているからこそ、安易な批判には納得がいかないのだろうと、神童の孤独な闘いに理解を示しています。