どん兵衛50周年の衝撃作!半世紀前のレシピを再現した不完全な旨みと最新技術の融合
いま、カップ麺ファンの間で大きな注目を集めている新作があります。日清食品が「どん兵衛」発売50周年を記念して投入した「日清のどん兵衛 きつねうどん クラシック」と「天ぷらそば クラシック」です。「当時はこれがうまかった」という、自社製品への皮肉とも取れる大胆なキャッチコピーが話題ですが、驚くべきは研究所に50年前のレシピが実際に残っていたという事実でしょう。
あえて「不完全な旨み」を追求したというこのシリーズ。きつねうどんを一口すすると、1990年代のブランドを支えていたあの独特な食感のフライ麺が、当時の記憶を鮮烈に呼び起こします。現代の洗練された味に慣れた舌には少し物足りないかもしれませんが、そこには確かに当時の開発陣が注いだ熱量が宿っています。一方の天ぷらそばも、あえてボソボソとしたチープな食感を再現。先入れの天ぷらが醸し出す独特の風情は、往年のファンには懐かしく、若い世代には新鮮な発見となるはずです。
一方、高級志向の極致を行くのが「WAGYUMAFIA ULTRA U.F.O. WAGYU UMAMI FLAVOR」です。堀江貴文氏と浜田寿人氏が手掛ける「WAGYUMAFIA」とのコラボとなるこの一杯は、348円(税別)という価格設定に違わぬ衝撃を秘めています。蓋を開けた瞬間に広がる牛脂の香りは、これまでのU.F.O.とは一線を画す世界観。濃厚なソースに別添のわさびペーストが加わることで、最後まで飽きさせないエンターテインメントな一品に仕上がっています。
さらに、コンビニエンスストアからも意欲作が登場しています。ファミリーマート限定の「麻辣湯好きに朗報です 汁なしまぜそば 麻辣湯味」は、専門店で人気の味をあえて汁なしにアレンジ。エースコックの技術が光るモチモチの麺に、痺れと辛さが容赦なく襲いかかります。紹興酒や中国醤油を隠し味にした複雑なタレと、薬膳を感じさせる甘いスパイスのバランスは見事というほかありません。
同じくファミリーマートで展開されている「来来亭 背脂こってりラーメン葱盛り」も外せない存在です。こちらの真骨頂は、商品名にあるネギよりも、むしろ別添の「背脂」にあります。エースコックが誇る液状背脂の臨場感は圧巻で、粒感までしっかり感じられる本格派。こってり好きなら、定番の背脂しょうゆと併せてチェックしておきたい名作です。
半世紀前の情熱を復刻させたものから、未来のスタンダードを模索する革新的な一杯まで、現在のカップ麺市場はかつてないほどの盛り上がりを見せています。忙しい日々の合間に、こうした「歴史の証言」ともいえる一杯を手に取ってみてはいかがでしょうか。