オカダ激沈…竹下と不協和音タッグが崩壊 見殺し決着で遺恨は決定的に
米国プロレス団体AEWのPPV「AEW DYNASTY」がカナダ・バンクーバーで開催され、AEWインターナショナル王者オカダ・カズチカ(38)と竹下幸之介(30)が組んだ異色タッグが、予想通りの結末を迎えた。
同じ「ドン・キャリス・ファミリー」に属しながらも関係に緊張感をはらんできた2人。この日はドン・キャリスの判断で共闘が実現し、勝利すれば5月24日のPPV「DOUBLE or Nothing」(ニューヨーク)で竹下がオカダの持つインターナショナル王座に挑戦できる条件付きマッチとして、ヤングバックスと対峙した。
試合序盤は意外にも息の合った連係を見せる場面もあり、強豪タッグを相手に互角の攻防を展開。2人同時にシャープシューターに捕らえられるピンチでも、竹下がオカダのギブアップを阻止するなど、共闘の意思を感じさせる瞬間もあった。張り手を打ち合い気合を入れ直す姿には、奇妙な結束すら漂っていた。
しかし均衡は長く続かなかった。4人が入り乱れる激しいエルボー合戦の中で、勝ち残ったオカダと竹下が対峙すると、突如オカダが味方の竹下に一撃。これに竹下も応戦し、リング上は一転して不穏な空気に包まれる。
流れは完全に崩壊へと傾いた。竹下のランニングニーが誤ってオカダに直撃し、続いてオカダが狙ったレインメーカーも回避されて竹下にヒット。度重なる誤爆で連係は完全に機能停止となり、オカダは孤立してしまう。
ヤングバックスの猛攻にさらされたオカダはEVPトリガーを受けて大ダメージ。さらにフィニッシュのメルツァードライバーが迫る中、場外にいた竹下はカットに入ることも可能な状況だったが、まさかの静観。ニックの足を掴みながらも、その手を離し、オカダを見捨てる形となった。
結果、オカダは抵抗できぬままメルツァードライバーに沈み、無念の敗北。リングに上がったドン・キャリスも呆然とする中、竹下は先に引き揚げ、倒れるオカダを指差すような仕草で挑発した。
タッグ結成時から漂っていた不協和音は、この一戦で決定的な亀裂へと発展。王座戦の行方を含め、両者の関係は新たな局面へ突入した。今後の展開から目が離せない。