オリックス次世代エースたちのメジャー評価が急落か、山本由伸の鉄腕ぶりが際立つ異常事態
ドジャースでスターの階段を駆け上がる山本由伸投手の活躍により、その育成環境を含めて世界から熱い視線を浴びてきたオリックス。しかし今、次なるメジャー候補と目されていた若き才能たちが、相次ぐアクシデントによって評価を大きく落とすという皮肉な事態に直面しています。
中でも衝撃を与えたのは、左のエースとしてチームを支えてきた宮城大弥投手の離脱です。左肘内側側副靭帯の損傷が判明し、長期離脱を余儀なくされたことで、メジャーのスカウト陣からは落胆の声が漏れています。カブスの今永昇太投手と同タイプとして高く評価され、WBCでの実績も申し分なかった宮城投手ですが、あるMLB関係者は、投げられなくなった時点で過去の実績は関係なくなり、評価は白紙に戻ったとシビアな現状を明かします。
メジャーの移籍市場では、現在の日本のトップ選手の年俸をわずか1勝で稼ぎ出すような巨額の資金が動きます。それだけに、球速や変化球のキレ以上に健康面が最優先事項となるのは当然の帰結といえるでしょう。
かつて160キロの剛速球で注目を集め、メジャー挑戦の夢を語っていた山崎颯一郎投手も、右肩や背筋の負傷から本来の輝きを取り戻せていません。また、最速161キロを誇り新怪物と称された山下舜平大投手も、腰痛や右肘のコンディション不良に苦しみ、リハビリ生活を余儀なくされています。
逸材揃いでありながら、相次ぐ怪我に泣くメジャー予備軍たち。こうした状況を目の当たりにすると、6年間にわたって第一線で投げ続け、3年連続で投手4冠を達成した山本由伸投手のタフさが、いかに規格外であったかが改めて浮き彫りになります。
チームは直近の西武戦で勝利し、貯金を作って上位をうかがう粘りを見せていますが、将来を嘱望された剛腕たちがマウンドにいない寂しさは拭えません。メジャーのスカウト陣が再び色めき立つような復活劇を、果たして誰が演じてくれるのでしょうか。その視線は依然として厳しいまま、オリックスの投手陣に注がれています。