新生パロマ瑞穂スタジアムが公開 446億円の巨大拠点は市民も歩ける8の字ループが目玉
今秋9月に開幕するアジア・アジアパラ競技大会のメイン会場となるパロマ瑞穂スタジアム(名古屋市瑞穂区)で15日、内覧会が行われ、最新設備の整ったスタジアム内部が初お披露目されました。老朽化による休場から約5年。総工費約446億円を投じた大プロジェクトを経て、国際大会の開催も可能な地上6階建て、約3万席を擁する巨大スタジアムが姿を現しました。
今回公開されたのは、3階のコンコースをはじめ、最新の設備を備えた選手ロッカーやVIPルームなど。グレーを基調に、アクセントとして鮮やかな赤を配した観客席は、非常にデザイン性が高くスタイリッシュな印象を与えます。設計・施工を担当した竹中工務店の杉坂正氏は、限られた敷地内での難工事だったことを明かしつつ、屋根のユニット化など最新技術を駆使して完成にこぎつけたと語りました。
最大の特徴は、スタジアムそのものが公園の一部として機能する開放的な構造です。特にコンコースは「8の字ループ」と呼ばれる通路になっており、大規模イベントがない日には市民に開放される予定。上空で公園とつながるこの通路は、ウォーキングやランニングコースとしても活用できるという、これまでにないスタジアムの形を提案しています。内覧会当日はあいにくの雨模様でしたが、晴天時には周囲の緑と調和した美しい景色が広がるはずです。
記念すべきこけら落としは、4月19日に行われるサッカーJ1の名古屋グランパス対アビスパ福岡戦。前日の18日には完成式典が行われ、22日からは一般共用もスタートします。9月19日から始まるアジア大会では開会式や陸上競技の舞台となるこの場所が、名古屋の新たなシンボルとして動き出します。