2打席連続死球にも冷静対応 エンゼルス・ネト、佐々木朗希にエール「本来の力が出れば脅威」
ドジャースの佐々木朗希投手がオープン戦で苦しい登板を強いられた一方で、相手打者からはそのポテンシャルを高く評価する声が上がった。
エンゼルスのザック・ネト内野手は、24日(日本時間25日)にドジャー・スタジアムで行われた試合前の取材で、前日の対戦で2打席続けて死球を受けた場面を振り返りながら、佐々木に対して思いやりのあるコメントを残した。
23日(日本時間24日)のエンゼルス戦に先発した佐々木は、2回途中まで投げて被安打0ながら5失点。制球が定まらず、8四死球を記録するなど、らしからぬ内容でマウンドを降りた。
ネトは初回先頭の打席で、3ボールからの4球目の直球を右ひじ付近に受けると、2回の先頭打者として迎えた次の打席でも、今度はスプリットが左ひじ付近を直撃。2打席連続の死球となったが、試合後は大事に至らず、この日は「問題ないよ」と笑顔で状態を説明した。
左ひじにやや赤みは残っていたものの、深刻な様子はなく、「まだスプリングトレーニングの時期だからね」と語り、佐々木を責めるような姿勢は一切見せなかった。
むしろネトが印象を口にしたのは、苦しい投球の中で見えた佐々木の心境だった。初回にアウトを1つも取れずに一度ベンチへ下がりながら、2回に再びマウンドへ向かった右腕について、「打席から見ていても、不安そうに見えた。ボディーランゲージにも出ていた」と振り返った。
それでも、ネトの評価は揺らがない。
「本当に素晴らしい球を持っている。全部がうまく噛み合えば、かなり手強い投手になると思う」
そう語った上で、「開幕までに自信を取り戻して、いつもの投球ができれば大丈夫。彼は間違いなくいい投手だよ」と続け、将来性への期待を隠さなかった。
結果だけを見れば、佐々木にとっては厳しい登板だった。しかし、相手チームの選手が口をそろえて能力を認めるあたりに、この右腕が持つ特別な才能がにじむ。開幕に向けて、どこまで立て直せるか。次回登板に視線が集まりそうだ。