鈴木誠也が電撃復帰で今季初安打もカブスは拙攻続き 快投の今永昇太を見殺しで借金生活へ
シカゴのファンが待ちわびた和製大砲が、ようやく聖地リグレー・フィールドの芝を踏みました。カブスの鈴木誠也外野手が10日、本拠地で行われたパイレーツ戦で戦列に復帰。5番・右翼でスタメンに名を連ね、3打数1安打1四球と、ブランクを感じさせない動きで復活を印象づけました。
昨季、日本人右打者として歴代最多の32本塁打を放った鈴木ですが、今季はWBC準々決勝での二盗試行時に右膝後十字靱帯を負傷。開幕を負傷者リストで迎える悔しいスタートとなりました。米メディアからも打線起爆剤として大きな期待を寄せられる中での復帰戦、第1打席に向かう鈴木には地元ファンから温かい拍手が送られました。注目の瞬間は4回の第2打席に訪れます。一死一塁の場面で、外角高めの95・1マイル(約153キロ)を鮮やかに右前へ弾き返し、今季初安打をマーク。順調な回復ぶりを証明しました。
しかし、試合は皮肉な展開となります。この日先発した今永昇太は、6回までノーヒットノーランという圧巻のピッチングを披露。勝利の女神はカブスに微笑むかに見えましたが、打線が決定機をことごとく潰してしまいます。6回無死一、二塁の好機で鈴木が空振り三振に倒れると、後続も沈黙。チーム全体で相手を上回る6安打7四球を選びながら、2つの併殺打が響いて最後までホームが遠い「拙攻祭り」となってしまいました。
結局、エース級の投球を続けた今永に白星を届けることができず、チームは無得点で敗戦。ナ・リーグ中地区最下位に沈むカブスは、6勝7敗で借金生活に突入しました。主軸の帰還という明るいニュースがあった一方で、噛み合わない投打の歯車に課題を残す格好となっています。