大谷翔平に早くも死球禍の暗雲、宿敵パドレスとの因縁再燃で懸念される乱闘と報復の連鎖
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手を襲った衝撃の一球に、本拠地のファンからは激しいブーイングが飛び交いました。13日(日本時間14日)に行われたメッツ戦の第1打席、相手左腕が投じた約151キロのシンカーが大谷選手の右肩付近を直撃。悲鳴とともに打席に崩れ落ちた大谷選手でしたが、その後は苦悶の表情を浮かべながらも試合にフル出場しました。ロバーツ監督は試合後、アザの懸念はあるものの、15日に予定されている先発登板への影響はないとの見解を示し、周囲を安堵させています。
しかし、開幕からわずか16試合で早くも3個目となる死球の多さは、見過ごせない数字です。現在はナ・リーグ2位タイのペースでぶつけられており、強打者の宿命とはいえ、内角を厳しく攻められる場面が目立っています。こうした状況下で、米メディアが改めて警鐘を鳴らしているのが、同地区のライバルであるパドレスとの緊張関係です。
両チームの間には、昨年6月の直接対決で計8個の死球が飛び交い、乱闘寸前の事態に陥ったという深刻な因縁があります。当時、大谷選手も報復とみられる死球を受けており、激昂するナインを自らなだめる場面もありました。この騒動をきっかけに、大谷選手は当時のパドレス監督だったマイク・シルト氏への挨拶をやめたと報じられるなど、一時は修復不可能な溝が生まれていました。
今季からパドレスはクレイグ・スタメン新監督が指揮を執っていますが、火種が消えたわけではありません。スタメン監督は打倒ドジャースに向けて並々ならぬ闘志を燃やしており、米誌ニューズウィークなどは、新監督が前任者の攻撃的な姿勢を継承していると分析。地元メディアも「再び火花を散らすのが新監督の役目」と煽るような論調を展開しており、5月に控える今季初対戦では、再び不穏な空気が流れる可能性があります。
3年ぶりの本格的な二刀流復活を果たし、サイ・ヤング賞の有力候補にも名を連ねる大谷選手。悲願であるワールドシリーズ3連覇という偉業へ向けて、宿敵たちの執拗なマークや不測の事態をいかに回避し、シーズンを完走できるか。スーパースターの身の安全を願う声は、日増しに強まっています。