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ソフトバンク杉山が自責の念でベンチ殴打し骨折離脱 代役オスナ昇格には契約の壁も

田島 恒一

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ソフトバンク・杉山一樹(左)とオスナ

首位を快走するソフトバンクに激震が走りました。12日の日本ハム戦を17安打11点の猛攻で制し、同一カード5連勝と勢いに乗る一方で、守護神を務める杉山一樹投手が戦列を離れるという事態に見舞われました。

衝撃の理由は、杉山投手の自らの行動にありました。小久保監督の説明によれば、前日11日の試合で9回のマウンドに上がったものの、1失点と精彩を欠いた内容に本人が激高。自身の投球への苛立ちからベンチ内を殴打した際、左手を骨折したといいます。昨季のセーブ王という絶対的な守護神の身勝手とも言える離脱劇に、指揮官は厳しい表情を隠しません。

小久保監督は、これまでも同様の行為について注意を促してきたことを明かした上で、信頼を築くのは地道な作業だが、崩れるのは一瞬であると断罪。今回の事態を重く受け止め、今後の野球人生に生かすべきだと猛省を促しました。

チームは勝利を重ねてはいるものの、台所事情は決して楽ではありません。右ヒジ手術を受けた藤井投手や、不調が続く松本裕投手の不在により、開幕前から懸念されていたリリーフ陣の層の薄さが、今回の有事でより深刻化しています。

そこで期待がかかるのが、現在はファームで調整を続けているロベルト・オスナ投手です。しかし、そこには一筋縄ではいかない事情が横たわっています。一昨年オフの4年契約に盛り込まれたクローザー限定起用という条項がネックとなり、昇格のタイミングを難しくしているのです。

現場の切実な思いを代弁するように、倉野チーフ投手コーチは、フロントと本人との間の問題さえクリアになれば、一日でも早く一軍に加わってほしいのが本音であると明かしました。契約問題という高いハードルを乗り越え、盤石の救援体制を取り戻せるのか。首位固めを狙うチームにとって、現場とフロントが一体となった解決策が急務となっています。

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