逮捕から10年、元うたのお兄さん杉田あきひろが語る再生への決意と仲間への感謝
NHKの番組で9代目うたのお兄さんとして親しまれた杉田あきひろさんが13日、自身のXを更新し、覚醒剤取締法違反で現行犯逮捕されてから10年という節目を迎えた現在の率直な思いを明かしました。
2016年4月13日、東京都内で逮捕され、湾岸警察署に勾留されたあの日から丸10年。杉田さんは当時の出来事を静かに振り返りながら、失った信頼と仕事、そして長野ダルクでの懸命な更生の日々など、激動の10年間を回想しました。一時はどん底の状態にありましたが、多くの支援に支えられて歌手活動を再開。その後も中咽頭がんという大きな病魔との闘いなど、幾多の困難を乗り越えてきたといいます。
杉田さんは、ゼロではなくマイナスからのスタートだったと語りつつも、現在は胸を張って生きることができていると強調しました。10年前には想像もできなかった人間らしい生き方ができているのは、自助グループの仲間や福祉の世界との出会いがあったからこそ。一度過ちを犯した人間でも再び社会の一員になれるという信念を、自らの人生をもって証明し続けたいと力強く宣言しています。
現在も依存症からの回復途上にあると自覚しながらも、孤独に揺れるときは仲間の存在が踏みとどまる力になっていると明かした杉田さん。自身の歩みが、今まさに苦しんでいる誰かの小さな希望になればと願いを込め、これからも初心を忘れず歌い続けていく覚悟を綴りました。2026年4月13日という日付と共に記されたその言葉には、再生への確かな足取りが刻まれています。