俳優・勝呂誉さん死去 「青年の樹」「怪奇大作戦」などで活躍、85歳
俳優の勝呂誉(すぐろ・ほまれ)さんが1月23日、肺がんのため都内の病院で亡くなった。85歳だった。所属事務所が3月5日、公式サイトで発表した。
事務所によると、葬儀と告別式は近親者のみで執り行われたという。発表では「皆様へのご報告がこの時期となりましたこと、何卒ご理解とご容赦賜りますようお願い申し上げます」としている。
勝呂さんは兵庫県出身。俳優座養成所で演技を学び、1961年にTBSドラマ「青年の樹」で主演に抜てきされ、俳優としてデビューした。翌年には劇団俳優座に入団し、映画やテレビドラマなど幅広い分野で活躍した。
映画では「下町の太陽」や「二十一歳の父」などに出演し、1965年には日米合作映画「勇者のみ」にも登場。テレビでは「七人の孫」や「怪奇大作戦」などの作品に出演し、個性的な存在感で多くの視聴者に親しまれた。
また俳優業だけでなく、歌手としてレコードを発表するなど多方面で活動。知性派タレントとしてクイズ番組でも活躍し、幅広い世代に知られる存在となった。
1968年には女優の大空真弓さんと結婚(後に離婚)。公私ともに話題を集めた時期もあった。
1960年代から長年にわたり映画・ドラマ・舞台で活動を続け、日本の映像作品の発展を支えてきた名バイプレーヤーの一人だった。