帝拳の高見亨介が体調不良で再起戦を欠場 計量当日の棄権に浜田代表が謝罪
両国国技館で開催される注目の興行を翌日に控えた10日、ボクシングファンに衝撃が走りました。アンダーカードで出場予定だったWBA世界フライ級1位の高見亨介選手が、体調不良を理由に棄権することが発表されたのです。
対戦相手のアンヘル・アヤラ選手との10回戦は中止となり、同日都内で行われた計量会場に高見選手の姿はありませんでした。帝拳ジムの浜田剛史代表の説明によれば、高見選手は前夜の時点では都内のホテルに滞在しており、午後9時頃までは体重もリミット圏内で体調にも問題はなかったといいます。過度な水抜きも行っていなかったとのことですが、深夜になってから容態が急変。病院での診察の結果、医師からストップがかかりました。
現在は入院はしていないものの、試合直前での棄権という重い決断を下した浜田代表は、関係者へ向けて深く謝罪しました。さらに、興行終了後にはトレーナー陣を招集して反省会を実施する意向を示しており、ジムとして管理体制の検証を徹底する構えです。
一方で、気になるのは今後の処遇です。JBCの安河内剛本部事務局長は、提出される診断書の内容を確認した上で処分を検討するとコメント。もし体調不良の原因が脱水症状などによる明らかな計量失敗と判断された場合、体重超過と同様の厳しい処分が下される可能性もあります。
昨年12月に世界王座から陥落し、今回が再起を懸けた重要な一戦だった高見選手。世界1位というポジションにいるだけに、まずは回復が待たれるとともに、棄権に至った経緯についての詳細な判断が待たれます。